The Maerklin Chuff-Chuff Club of Nagoya
    
名古屋メルぽっぽクラブ    


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サウンド化 Adding Sound


SVT137へのLokSound mfxの取り付け
Installing LokSound mfx to SVT137

フライングハンバーガーSVT137へ、ESU社のサウンドデコーダーレトロフィットキット61450を取り付けましたので報告します。


61450はMarklin製SVT137専用のレトロフィットキットで、LokSoundはVer3ではなくmfx版となっています。よって、DCCとのコンパチビリティがなく、デコーダーの詳細な設定を行おうとすると、現時点ではESU社から発売されているLokProgrammerを買うしかありません。将来的にはCentral Stationで可能になると思われます。簡易設定は6021やMobile Stationで行えますが、Intelliboxでは難しいようです。

汎用の違いは、汎用が23mm径の円形スピーカーが付属するのに対し、専用はフレームのスピーカー取り付け用の開口部にあわせた矩形スピーカーが付属しているのと、定速制御のパラメータがM37770のコアレスモーターに最適化されていると思われます。


61450 LokSound mfx Retrofit Kit for Marklin37770


元のスピーカーの付いていない方の車体をオープンします。窓が多い方の車体です。最初にダミーの連結器を外し、車体裏のビス2本をはずせば分解できます。私のは、内装に色塗りしてあり、運転手や乗客がのっております。床下には、ダイキャストフレームにESU社製デコーダーとデコーダ用NEMソケット基板が取り付けられています。フレームにはESU社の矩形スピーカーにあわせた開口部があります。


Original decoder made by ESU


まずはスピーカの音を車外へ拡散するための穴あけを行います。フレーム下部を覆うアンダーカバーはプラ製のため、穴あけは容易です。家で走らせる程度であれば、穴をあけなくとも十分の音量が得られるかもしれません。


You should drill holes for the loud speaker.


はい、この通り。ちょっと配列が乱れてます。


Drilling is easy
because the under shell is made from plastic.



オリジナルのデコーダーを取ります。ソケットボードからNEMソケットを外すだけでなく、オリジナルのサウンドボード用の電源線である、紫の線と茶色の
線をハンダで外すか、カットします。また、カットした2本から、もう片方の車体に入っているオリジナルのサウンドボードへ行く配線も、外すかカットしま
す。


Get rid of the original decoder.



次に、LokSoundデコーダーとスピーカーを取り付けます。NEMソケットをソケットボードに差し込むだけです。スピーカのネジはしっかり締めないと、ビビり音が出ます。


LokSound mfx and its loud speaker.



ソケットの方向を間違えないように。


NEM socket.



もう片側の車体にあるサウンドボードとスピーカーと各々の配線を外します。こちらのフレームにもスピーカー取付穴があいていますので、リッチな方はスピーカー増設も可能です。


The original sound board and loud speaker.



これで完了です。
Mobile Stationにはこのように表示されます。
Central Stationではもう少し音数が多くなるようです。
6021やIntelliboxではアドレス37番と38番で制御します。


Mobile Station displaying SVT137.

現状出せる音は以下のとおり。
 ディーゼルサウンド
 ホーン
 ドア開閉音
 車掌の笛
 駅の案内放送
 走行音(レールの継ぎ目)

その他ファンクションは、
 前照灯/尾灯
 室内灯
 漸時加減速オンオフ

となっています。

音は大変大きく、走行会でも十分な音量です。
明らかにLokSound Ver3よりもアンプのパワーが大きそうです。
このキットを買うか、LokSoundのVer3版52450(と角形スピーカー)を買うかは、悩ましいところです。

mfxの長所;
 ・Mobile Station/Central Stationで制御するならばアドレスやファンクション番号を忘れることができる。
 ・128スピードステップ。
 ・音量が大きい。
 ・もの珍しい。
 
mfxの短所;
 ・高価。
 ・DCCコンパチでないので、DCCコントローラー(Intelliboxなど)でプログラミングできない。
 ・Central Stationが未発売の現時点では、LokProgrammerがほしくなる。
 ・6021やIntelliboxでは14スピードステップとなる。

(08.Mar/2005 written by H.INOUE)