保線区

mfxポイントのCS3登録

Registration of mfx Turnout to CS3
mfxポイントのCS3への登録について、まとめました。正確には、mfxポイント内蔵デコーダー74462のCS3への登録とポイントへの取り付けということになります。
Setting of DIP switch. You'd better set address even if decoder is mfx. [注]mfxシールは、後で貼ったものです。	アクセサリーデコーダーは、mfxであってもDIPスイッチがあります。まず、スイッチの10番が重要で、DCCで制御したい場合は、これをONします(上に上げる)。 mfxの場合はDIPスイッチを設定しなくても(全部offでも)いいですが、CSが空いたアドレスに勝手に割り当てます。アクセサリーのアドレス並びがバラバラでも気にならない人はそれでも良いです。ポイント／信号機／その他ときちんとグループ分けしてきれいに並べたい場合はDIPスイッチでアドレスを設定します。ここでは110に設定しています。

Connection between decoder and turnout mechanism.	ポイントマシン74491に最初から付いている配線をはずし、デコーダー74462の配線(緑／青／黄)を接続します。デコーダーのソケットには、赤／茶／黄のワイヤを接続し、レールのタブに接続します。赤線は"B"タブ、茶線は"O"タブに、黄色線は"B"タブに接続するか、外部直流電源(20V以下)のプラスに接続します。この時外部電源のGNDは、レールの"O"と共通にします。ポイントのタブへの接続は間違えやすいので気をつけましょう。

Easy check	この状態でCS3へ接続し、登録と動作テストします。

Edit => Discover mfx items	CS3の編集メニューで、「mfx機器検索」にタッチします。 mfxアクセサリーは、mfx機関車と違い、接続したら自動登録されるわけではなく、検索しないと登録されません。

Select "Keep its address?"	確認ダイアログが表示されるので、「以前のアドレスを維持？」を選択します。ここの日本語訳は(というか元の言語も)適切ではなく、DIPスイッチを無視して自動登録するか？、または、DIPスイッチの設定通りに登録するか？という意味です。

Registration sequence begun.	デコーダーや接続が正常であれば、登録シーケンスが開始されます。

Edit => Edit Article List	アクセサリーリスト２段目右端に検出されたポイントが表示されました。名前が "Weiche" になっており、シンボルも違っている場合もあるので、編集リストから「機器リスト編集」にタッチし、編集モードに入ります。

Change symbol and name.	今回はたまたまシンボルが合っていましたが、通常は、適切なシンボルに変更します。名前も好きなものに変更します。次に編集メニュー右端の▶ボタンにタッチして詳細設定に入ります。なお、DIPスイッチの設定にかかわらず、ここでアドレスを変更することもできますが、あまりお奨めできません。

Set "Turnout Lantern" activ	ポイントの場合、詳細設定メニューで設定するのは、ポイントランタンの電源設定だけです。 74462デコーダーにはポイントランタン用の電源パッドが準備されていて、これを使う場合は、アクティブを選択します。ポイントの場合、CV設定タブに入ることはありませんが、DCCの場合はCVで各種設定ができます。

Solder pads for turnout lantern	今回はポイントランタンを取り付けるので、デコーダーの先端にあるランタン用電源パッドに半田を盛ります。

Yellow wire should be connected to "+" pad.	極性があり、上側がプラスなので、ランタンの黄色線を接続します。ランタンのリード線は長いので適当な長さにカットした方がいいでしょう。

Decoder and wires are fixed by isolation tapes.	デコーダーはしっかり固定できないので、配線纏めもかねて絶縁テープで補助しています。

Cover of lantern is fixed by white bond.	ランタンの黒色カバーは良く外れるので、導光材の頭に木工用ボンドを付けておきました。デコーダーを内蔵しているにもかかわらず、運転会では手動切り換えすることが多いので、転換レバーは必須です。

mfxポイントのインストールの簡単な紹介でした。

ポイントデコーダーがmfxであるメリットはあまりなく、ランタン用電源をオン・オフできるくらいですが、腕木式信号機など詳細設定ができるものは、DCCのCVプログラミングと同等のことがレイアウトに設置したままでできるのでメリットはありそうです。

ずぼらな人は、DIPスイッチを設定せず、登録したあと、編集モードでアドレスを好きな値に変更する、という手もあります。これだと、多少mfxのメリットありと言えなくもないですね。

（2022/Jul/24 written by H.Inoue)